定価1,980円(税込)
三山進著 B6判 上製 240ページ 1982年9月15日発行
禅宗に縁の深い鎌倉。その禅宗が育んだ美術史を辿る。
◆ 内容
五山はじめ、主な禅刹の歴史を辿りつつ、禅宗が育んだ独自の美術世界を概観。
◆ 目次より
� 鎌倉と禅宗 (1)禅宗の流入と興隆(2)鎌倉武士と禅宗(3)禅宗文化の異国性(4)/� 鎌倉禅刹の本尊 (1)釈迦如来と迦葉・阿難両尊者(2)宝冠釈迦如来(3)三世仏/� 多彩な偶像(1)伽藍神(2)韋駄天(3)跋陀婆羅尊者(4)聖僧(5)羅漢その他/� 肖像美術の世界(1)頂相と真(2)頂相彫刻(3)武士俗体像と塑造像/あとがき/挿図目録
<著者紹介>
みやま・すすむ
1929年神戸市生まれ。東京大学文学部美学美術史学科卒。1952年から1965年まで市立鎌倉国宝館学芸員を務める。1971年跡見学園女子大学教授。1991年青山学院大学教授となる。著書『鎌倉地方造像関係資料』『鎌倉の彫刻』『鎌倉彫刻史論考』『鎌倉と運慶』『称名寺』『極楽寺』『名品流転』『鎌倉』など。2004年逗子市にて逝去。