政治・国政交流

文化外交の最前線にて ―文化の普遍性と特殊性をめぐる24のエッセイ

定価1,980円(税込)

○在庫あり

近藤誠一著 四六判 上製 256ページ 2008年10月1日発行

前ユネスコ大使が考察、追及する日本の文化外交の未来、そして文化の普遍性、正統性とは
OECD(経済協力開発機構)事務次長として国際外交の最前線で活躍した著者が、パリから帰国して感じた日本は「なぜか元気のない」ものだった。それはなぜなのか。アジアのグローバル化の波に乗り切れず、日本の伝統的価値観との狭間で揺れ動く日本人の感性。著者は、価値観の変動を続ける世界に日本人の伝統的感性が無意識のうちに影響を与えているのではないか、と考える。そして欧米と非欧米という構図の中で「文化の普遍性」「正統性」について追及し続ける。日本の文化外交の未来を考察する示唆に満ちたエッセイ集。

<著者紹介>
こんどう・せいいち
前ユネスコ日本政府代表部特命全権大使、現駐デンマーク特命全権大使。外務省広報文化交流部長、国際貿易・経済担当大使などを歴任。06年レジオン・ドヌール勲章シュバリエ章(フランス)、07年ベルナルド・オヒギンス勲章(チリ)受章。著書に『パリ マルメゾンの森から』『米国報道にみる日本』『歪められる日本イメージ』。1946年神奈川県生まれ。東京大学教養学科卒。


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