文芸・小説・エッセイ

十字を切る花

定価1,980円(税込)

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渡辺陽子・著 四六判 上製 112ページ 定価1,890円(税込) 2009年10月3日発行

母への感謝を綴る詩集


最期まで私たち母子を案じつつ旅だった母への感謝の想いを綴ってあります。「言葉」の「寺」である『詩』に、どこまで近づけるか、宿題を片手に、此処までの来歴のようなものをまとめました。(著者)
――亡き母に寄せるこの優しさに、涙ぐまずにはいられないのは、娘というものに恵まれなかった私ばかりでは、ないだろう。今、わが家の裏庭にも、白い十字の花が群れ咲いている。どくだみというこの植物をモチーフにした秀作「ひとひら」の中から、本詩集の題名にふさわしく思われる言葉を、選ばせて頂いた。
「『十字を切る花』に寄せて」(新川和江、本書収載)より――


〈著者紹介〉わたなべ・ようこ
1946年栃木県生まれ。水無月ようこの筆名で「詩とメルヘン」「詩とファンタジー」に投稿。
2008年「花の詩展・花の詩画集」に詩作品掲載。渡辺陽子(実名)で産經新聞「朝の詩」に投稿。
2009年4月・月間賞を受賞。

装画・挿画担当 磯貝裕美(いそがい・ひろみ)
1963年愛知県生まれ・愛知県碧南市在住。1993年第13回「詩とメルヘン」イラストコンクール入賞。
現在、独自のペースで創作を続けている。


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