文芸・小説・エッセイ

「日本の匠」対談集

定価25,000円(税抜)

○在庫あり

近藤誠一著 B5判上製函入り 360ページオールカラー 2019年12月25日発行

匠が語る匠
日本の美と技、そして心


「匠」という概念は、言葉のもつ奥深さと広がり故に、ひとことで言い表せないもどかしさを感じさせる。そのため合理性や効率性を重んじる社会の流れの中で十分な理解を得られ難い反面、そこには、グローバル化やIT化の巨大な波と闘う現代の日本人の間に、失われつつある大切なものへの漠とした郷愁を感じさせる何かがあるのも事実である。(略)新たな御世に入った今、日本人が立ち止まって自らの価値を考え、自信と誇りを取り戻し、文明の転換期にある国際社会への貢献を志すことにつながるならば望外の幸せである。〈発刊に当たってより〉

<目次>
悠久の価値観を世界へ <蒔絵>室瀬和美(人間国宝)
すべての子に茶室・茶席体験を <竹工芸>藤沼 昇(人間国宝)
意識と無意識が葛藤する創作 <陶芸(樂焼)>樂 吉左衞門
糸との対話から生まれる絵絣の紬 <紬織>佐々木苑子(人間国宝)
人の手が醸す「ゆらぎ」の味わい <陶芸(色絵磁器)>今泉今右衛門(人間国宝)
能楽を再び日本人の基本教養に <小鼓>大倉源次郎(人間国宝)
刀身の美 <刀匠>宮入小左衛門行平
文化財を“現状維持”する難しさ <文化財修復>岡 岩太郎
使うことで作家と心が通う工芸品 <鍛金>大角幸枝(人間国宝)
実りを信じて耕し続ける <友禅>森口邦彦(人間国宝)
木から始める <木工藝>須田賢司(人間国宝)
伝統は新しいものをつくる過程で生まれる <彫金>中川 衛(人間国宝)
技術の世界にも職人魂を <株式会社アビー社長>大和田哲男
茶筅をもったら茶筅になる <茶道裏千家一五代・前家元>千 玄室

<著者紹介>
近藤誠一(こんどう せいいち)
1946年神奈川県生まれ。東京大学教養学部教養学科卒、1972年外務省入省。在米国日本大使館公使、OECD(経済協力開発機構)事務次長、外務省広報文化交流部長などを経て、ユネスコ大使、駐デンマーク大使、文化庁長官。退官後東京大学、東京藝術大学等で教鞭を執り、現在は近藤文化・外交研究所代表、外務省参与、国際ファッション専門職大学学長等を務める。2017年一般社団法人 TAKUMI-Art du Japonを設立して代表理事に就任。フランス レジオンドヌール・シュバリエ章(2006年)、平成27年度日本アカデミア賞(国際部門)、平成28年度瑞宝重光章、平成29年度情報文化賞国際芸術賞等受賞。


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