定価1,650円(税込)
四六判 224ページ 2006年3月1日発行
「地球は決して、人類の環境というような条件のひとつではありません。二十一世紀の神として地球を再発見して、地球と共に生きてゆくべきだと私は信じます。」
ミステリー界の大御所が、「神の発見と神の正体」に挑む野心作、意欲作。その結論とするところは、21世紀の世界のあり方を見据え、人間のありようを見つめるうえで、おおいに興味を駆り立てる。
目次より――
第一部・鎌倉と神/第二部・二十一世紀の神の発見「神と私」「どうして今、神なのか?」「神の正体」「地球神の実体」[神と人類の歴史 そして二十一世紀の神]/随想ストーリー 神の乳房
<著者紹介>
さいとう さかえ
ミステリー作家。昭和8年、東京生まれ。横浜市役所に勤務していた昭和41年、「殺人の棋譜」で江戸川乱歩賞を受賞。「タロット日美子」「魔法陣」など謎解きと社会性をあわせ持つ作品は人気がある。東京大学法学部卒。