原 聰・著 四六判 280ページ
日本人の価値観を体系的にまとめあげた他に類のない1冊
21世紀において、異文化との交流を一層発展させていく上で、日本人一人ひとりが、「日本人のものの考え方」「日本人の思考法」「日本人の価値観」を体系的に、論理的に、客観的に把握し、自己のアイデンティティーを明確に認識することが、まずは重要。己を知って初めて、異文化の人々の考え方や価値観をしっかりと体系的に理解できるようになり、また、「日本人の価値観」をきちんと外国人に説明できるようになる。 著者の約40年間の異文化との接触・交流の体験と文献から分析。
<著者紹介>
原 聰(はら・さとし)プロフィール
1970年京都大学卒業、73年英国オックスフォード大学修了。70年外務省入省。OECD東京センター所長、駐トロント総領事、2001年駐ブルネイ大使、衆議院外務調査室長、05年駐ポルトガル大使、08年関西担当大使を歴任。09年退官。海洋研究開発機構国際審議役を経て、10年から京都外国語大学客員教授。政治外交史、現下の外交課題、異文化理解、日本人の価値観を講義中。