トップページ > 出版物 > 詩とファンタジー > 2010年 > 詩とファンタジー 2010年夏波号 No.12
定価1,100円(税込)
今号の特集は、激動の大正期、彗星のごとく現れ、熱い輝きを放ち、消えていった詩人・画家の村山槐多の詩です。22歳という短い生涯で残した詩のうち、ほとんどが中学生時代の数年に書かれたものだと言われています。そんな早世の天才・村山槐多の詩は、死後『槐多の歌へる』としてまとめられ、当時の人々に衝撃を与えました。その詩は、現在にいたるまで、多くのファンを引き寄せています。
今回、槐多ファンの1 人であるやなせたかしがセレクトした3 篇の詩に、黒井健がイラストレーションでコラボレート。さらに、槐多という存在の魅力について4 人の書き手が迫ります。
●特集 きらめいた彗星 村山槐多の詩 絵・黒井健
「四月短章 四」「京都人の夜景色」「ああ君を知る人は」
特別寄稿
「村山槐多がやってくる!!」酒井忠康(美術評論家)
「槐多の生命詩??言語宇宙のビッグバン」窪島誠一郎(信濃デッサン館館長)
「お玉さん」太田治子(作家)
「色彩の氾濫??槐多詩小感」高橋睦郎(詩人)
「槐多の詩の魅力」やなせたかし(本誌責任編集長)
●対談 森口博子(歌手・タレント)× やなせたかし「詩が生まれる瞬間」
●連載エッセイ・少女だったころ/少年だったころ
「おしりがかわいそう」大道珠貴(作家)/「懐かしの腕白小僧ども」佐藤さとる(児童文学者)
●投稿詩とイラストレーション(以下、参加イラストレーター)
宇野亜喜良、山口はるみ、野村直子、伊藤正道、北見隆、葉祥明、小川かなこほか
●ファンタジー
「婚約指輪」立原えりか× 梅川紀美子/「渡り花」薄井ゆうじ× 植田真
●やなせ作品 詩と絵「セールスポイント」「凡才の幸福」・ファンタジー「足みじかおじさん3」
●イラストコンテスト発表(審査員:やなせたかし、宇野亜喜良、山口はるみ)ほか
●星屑ひろい 作品集 絵・渡辺リリコ
●三行詩入選作発表 絵・なみきたけあき
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