定価2,640円(税込)
松下哲・著 四六判 上製 285ページ
2021年6月16日発行
「ヘルペスウイルスがアルツハイマー病の病因」は医学界を震撼させた!認知症は抗ウイルス薬で予防できる!! ─ 堀江重郎(順天堂大学大学院教授)
<目次>
はじめに
序章 認知症はどういう病気か
一 激増する認知症、世界の課題
二 社会の負担が大きい認知症
三 認知症はどういう病気か
四 アルツハイマー博士以前の認知症の歴史
第1章 アルツハイマー認知症
一 アルツハイマー認知症の臨床と病理
二 認知症の進化説
三 アルツハイマー認知症を巡る諸問題
四 アルツハイマー認知症のヘルペスウイルス原因説
第2章 他の病因による認知症
一 他の感染症による認知症
二 自己免疫による認知症
三 基底核・小脳の病気で起こる認知症と血管性認知症
四 血管性認知症
五 筋萎縮性側索硬化症、前頭側頭葉変性症、脳腫瘍による認知症
六 認知症を来す疾患とその病因分類
第3章 認知症のケア
一 医療倫理の変遷とACP「人生会議」
二 認知症のパーソンセンタードケア
三 認知症の人が安心して暮らせる町づくり
終わりに 激減するゴールデンスタンダード・病理解剖、臨床医学の危機
あとがき
<著者紹介>
まつした・さとる
1935 年生まれ。54 年栄光学園高等学校、60 年東京大学医学部医学科卒業。米国空軍立川基地病院インターンシップ、東京大学第三内科、米国ボストン市タフツ大学ニューイングランドメディカルセンター循環器科研究室リサーチフェローを経て、72年東京都養育院附属病院(現東京都健康長寿医療センター)へ。東京都多摩老人医療センター、東京都老人医療センター、研究検査科部長、副院長などを務める。2011 年より式場病院(千葉県市川市)内科顧問、大久保クリニック(同県習志野市)。日本老年医学会・日本内科学会・日本循環器学会専門医。著書に『なぜ、どのようにわれわれは老化するか─要介護は体内エコロジー』