文芸・小説・エッセイ

夕陽

定価1,320円(税込)

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篠田じゅん著 四六判 上製 212ページ 定価1,260円(税込)

横浜から
北海道利尻へ



小児外科医の坂田は、大学病院12階の助教授室から、富士山の左側のゆるやかな斜面に、夕陽が沈むのを、コーヒーを飲みながら眺めるのが習慣だった。「なぎ……」、20年以上前の学生の頃、利尻島、層雲峡を一緒に回った女性の名前が、不意に彼の口からこぼれ落ちた……。
家族の不幸・非情な大学病院でのリストラで、生きる希望を失った坂田が、学生時代からの親友、篠田と夜の酒場で出会った美しい女性は誰なのか?
横浜開業の現役医師が描く、家族を失い、大学病院を追われた小児外科医の、愛のストーリー。

〈目次〉
プロローグ・利尻島の夕陽/第1章・利尻島の夜/第2章・層雲峡の夕陽/第3章・横浜の夕陽/第4章・横浜の夜/第5章・旭川の夕陽/第6章・石狩の夕陽/第7章・再び利尻島の夕陽/エピローグ・天国からの手紙



〈著者紹介〉しのだ・じゅん
1954年生まれ。横浜市在住。
横浜市立大学医学部卒業。現在、横浜市内で小児外科医院を開業。


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