定価1,650円(税込)
太田治子・著 四六判 並製 96ページ
2019年10月1日発行
世界の名画のささやく声は、その絵を最も愛する
治子さんの耳だけに聞こえる。
治子さんはその声を気前よく私たちに語ってくれる。
さぁ、聞かなくては!! 瀬戸内寂聴
湘南の美術館が所蔵・展示している世界の名画と、著者の太田治子がその画からインスピレーションを得て紡いだストーリーが、同時に味わえる贅沢な一冊。
(主な掲載画家と作品)
古賀春江「サーカスの景」(カバー画)「窓外の化粧」/山口蓬春「まり藻と花」/ピエール・オーギュスト・ルノワール「髪かざり」/高橋由一「江ノ島図」/ギュスターヴ・クールベ「海岸の竜巻(エトルタ)」/岸田劉生「童女図(麗子立像)」/葉祥明「幸せの秋」/アンリ・マティス「リュート」/俵屋宗達「狗子図」/ルネ・マグリット「王様の美術館」/平松礼二「緑風」/中島千波「夕顔」/田村能里子「海辺のカルテット」/工藤甲人「愉しき仲間(二)」/クロード・モネ「国会議事堂 バラ色のシンフォニー」/アンリ・マティス「ラ・フランス」/ギュスターヴ・モロー「岩の上の女神」/堀文子「霧氷」「トスカーナの麦畑」/アルフォンス・ミュシャ演劇「椿姫」
<著者紹介>
おおた・はるこ
神奈川県生まれ。作家。NHK「日曜美術館」の初代司会アシスタントを務める。『心映えの記』により第一回坪田譲治文学賞受賞。主な著書に『私のヨーロッパ美術紀行』『万里子とわたしの美術館』『恋する手』『石の花』『明るい方へ』『時こそ今は』『夢さめみれば』。最新刊に評伝『星はらはらと 二葉亭四迷の明治』など。