文芸・小説・エッセイ

島田奈都子詩集 恥部

定価1,540円(税込)

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島田奈都子著 四六判 並製 120ページ 2006年7月29日発行

安らげる何処かを求めても、もう生まれる前の、豊かで尊い静けさの中へ帰ることはできない――。

とおくねつをおび
木々のようにざわめいたのは
霖雨がふりそそいだとき
いくつか
たましいのこびとが
そこに いたことが あった

――「恥部」より


出会い、孤独、子育て、別れ、家族をテーマにした26篇。自らの経験に基づき、素直な感性で刻まれたことばには、【生きること】へのエネルギーが息づく。第4回白鳥省吾賞優秀賞を受賞した、気鋭の詩人・島田奈都子の第2詩集。

<著者紹介>
しまだ・なつこ
詩人。1965年、東京生まれ。小学4年生の頃から詩作をはじめる。2003年第4回白鳥省吾賞優秀賞受賞。2004年度「ユリイカ」「詩学」新人。第一詩集に『神さまからの電報』(小社刊)。


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