政治・国政交流

魂の政治 ―創造性と限界の考究―

定価1,100円(税込)

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吉田雅信・著 新書判 並製 184ページ


果たして、現在の政治に「魂」はあるか?
政治心理学者が、欠かすべからざる
現代の為政者の「魂」を問う。


魂は政治の場ばかりでなく、人間の多難な営みである他のさまざまな職域においても存在して、そこで創造的な仕事の展開に資する働きをしているのであるが、政治は不確実性と多難さが他の仕事に比してその程度が大きいが故に、魂の適正な働きがより一層必要なのである。

〈目次 〉
まえがき
序章 魂 (1) 魂の存在 (2) 魂の定義 (3) 魂の構造と機能
一章 政治 (1) 環境と人間 (2) 政策と権力 (3) 言語と象徴 (4) 政治の破壊性と創造性 (5) 政治の人間性 (6) 政治の遍在
二章 政治と魂 (1) 政治と魂の相関関係 (2) 政治と魂の共通性 (3) 政治、魂、哲学、言語の学び (4) 政治の 魂の働きとしての政治的徳
三章 魂の為政者の事例 (1) 坂本龍馬 (2) 大久保利通 (3) 大平正芳 (4) 中曽根康弘 (5) ネルソン・マンデラ (6) 安倍晋三
終章 政治の魂、そして魂の政治 (1) 政治の魂 (2) 魂の政治
あとがき

――著者


〈著者紹介〉
吉田雅信(よしだ・まさのぶ)プロフィール
1942年生まれ。鎌倉在住。総合雑誌『自由』編集部次長、東海大学教授(政治心理学専攻)、同大学大学院政治学研究科委員長を経て、現在、市井の政治心理学者。著書に『政治的知性の危機』(三修社)、『大平正芳の政治的人格』(東海大学出版会)、『政治家の心理分析』(近代文芸社)、『政治力の人間性』(かまくら春秋社)、『象徴政治の検証』(共著、文芸社)他あり。日本政治学会所属。


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